子宮がん検診

子宮がん検診のイメージ写真

子宮頸がんとは

子宮下部にある入口の部分である頸部から発症します。子宮頸がんは、子宮がんのうち約7割を占め、20~30代の若い女性に増えています。30代後半でピークとなります。
早期に発見できれば治癒率が高く、定期的な検診がとても重要となります。

症状

早期の子宮頸がんには自覚症状はありません。がんが進行すると不正出血やおりものの異常を生じることがあります。
早期発見のため、検診の有効性が認められているがんです。

原因

多くはヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papilloma Virus)の感染が関連しています。
性交渉によって感染するウィルスで、多くは感染しても免疫によって自然に排除されますが、排除されずに長い時間留まると、異形成という前がん病変を経て頸がんの発生につながるとされています。

予防

喫煙がリスクを増加させることが分かっており、禁煙が推奨されます。
HPVの感染を予防する目的でHPVワクチンの接種が世界80ヵ国以上において国の公費によりプログラムで行われています。
2021年11月末より、我が国でもメリットがデメリットを上回るとの専門家の判断にて接種が勧奨されることとなりました。
市川市の保健センター疾病予防課にお問い合わせすることが可能です。

2023年4月より9価のワクチン・シルガード9の公費接種が開始となりました。
当院で接種を行っておりますので、自治体から郵送された問診表を必ずご持参ください。
ご希望の場合は、ご予約の上受診なさって下さい。

子宮頸がん検診とは

市川市・浦安市で行われる子宮頸がん検診では、問診、視診、細胞診が行われます。 細胞診とは、医療用の小さなブラシを用いて子宮の入口から細胞をぬぐい取って行います。顕微鏡の病理検査に提出し、異常がないかを診断するものです。
月経中(少量であれば可能な場合あり)、妊娠初期は検査をお受けできないことがありますのでご了承いただけますと幸いです。

当院は、子宮がん精密検査指定医療機関ではないため、細胞診で要精査となった方の精査はお受けすることが出来ません。
子宮がん検診の細胞診で要精査となってしまった場合は、お近くの子宮がん精密検査指定医療機関へのご受診をお願いいたします。