授乳中のトラブルでお悩みの方、これからご出産予定の方へ

  • 2026.07.30

いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

授乳期乳腺炎に関するご相談・ご受診が増えております。当院ホームページにも記載しておりますとおり、授乳中の乳房トラブルにつきましては、まず助産師による授乳指導をご予約いただいております。

しかしながら、助産師の予約枠は早期に埋まることが多く、また乳腺外科の保険診療が大変混み合っているため、診療の合間に十分なお時間を確保して対応することが難しい状況です。

授乳中の乳房ケアは継続的な授乳指導や生活指導が重要であり、当院での対応には限界があること、また多くが自費診療となることから、以下の方法をご検討いただけますと幸いです。

1.市川市の産後ケア制度をご利用ください

市川市に住民票があり、産後1年未満の方は、助産師による訪問型産後ケアをご利用いただけます。

助産師によるお母さんへのケア、授乳支援、赤ちゃんのケアを受けることができ、「宿泊・日帰り・訪問」の合計で最大7回まで利用可能です。

ご自宅でケアを受けられるため、暑い日や悪天候の日に赤ちゃんを連れて外出する負担が軽減されます。

【ご注意】

  • 利用開始までには登録から約2週間かかります。
  • 出産予定日の約3か月前から登録できますので、授乳を予定されている妊婦さんは早めの登録をおすすめします。

初めての育児やワンオペ育児では、食事や休息を十分に取れないことも少なくありません。ぜひ、この制度をご活用ください。

詳しくは下記リンク、または**市川市こども家庭相談課(TEL:047-377-4511)**へお問い合わせください。

市川市産後ケア事業について

2.乳腺炎症状があり、お急ぎの場合

授乳中の胸の張り、しこり、乳頭の痛みや損傷、授乳間隔が空いた後の痛みなどは、多くのお母さんが経験される症状です。

まずは、

  • 搾乳、
  • マッサージ、
  • 患部のクーリング、
  • 乳頭の保湿

などをお試しください。

それでも改善しない場合は、まずご出産された医療機関へご相談いただくことをおすすめします。
出産後の経過や授乳状況を把握しているため、最も適切な診療や授乳支援を受けられる可能性があります。

遠方で出産された場合は、お近くの助産院へご相談ください。

3.当院と連携している助産院について

当院では、複数の助産院と連携しております。通所型も訪問型もございます。

産後ケア制度の登録が完了するまでの間は、自費で訪問ケアを受け、その後産後ケア制度へ切り替えることも可能です。

【出張専門開業助産院】

ばおばぶ助産院

そよひだまり助産院

出張専門助産院ハグリトリート

にじ助産院

訪問時間は平日9:00~17:00、1回約90~120分です。
お支払いは現金のみの助産院が多くなっております。
ご予約・ご質問は各助産院へお気軽にお問合せください。

4.市川市以外にお住まいの方へ

市川市以外の自治体でも、多くが産後ケア制度を実施しております。

利用回数や自己負担額は自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村へお問い合わせください。

5.当院での診療をご希望の場合

当院は完全予約制です。

ご受診をご希望の際は、必ず事前にお電話でご予約くださいますようお願いいたします。

また、ご来院の際は、可能な限り赤ちゃんをベビーカーでお連れいただけますと幸いです。

6.ファミリー・サポートなどの子育て支援について

市川市には「ファミリー・サポート・センター」があり、登録・相談を通じて、地域の子育て経験者などによる育児支援を受けることができます。ご自宅に来ていただいてお子さんのお世話をしていただくこともできますし、サポート会員のご自宅でお子さんを預かっていただくこともできます。

また、認可外保育施設では一時預かりを利用できる場合もあります。

産後ケア制度の利用回数を終えた後も、こうした地域の支援制度をぜひご活用ください。

7.授乳終了後の乳腺外科受診について

乳腺外科の定期検査は、断乳・卒乳後約6か月以降の受診をおすすめしております。

この時期には乳腺の状態が落ち着き、マンモグラフィ検査や乳房超音波検査の精度が向上するため、より正確な診断につながります。


最後までお読みいただきありがとうございました。

育児は喜びが多い一方で、不安や戸惑いも少なくありません。

お一人で抱え込まず、産後ケア制度や助産師、地域の支援制度などを上手に活用しながら、この大切な時期を少しでも安心してお過ごしいただければと思います。

皆さまとお子さまが健やかに毎日を過ごされますことを、スタッフ一同、心より願っております。