中高生の皆様、保護者の皆様へ

  • 2023.07.19

連日猛暑が続いておりますが、体調はいかがでしょうか。昨年の4月に開業して、2度目の夏を迎えます。昨年の夏は、子宮頸がんワクチンの接種に多くの中学生や高校生が来院されました。また、生理痛に関するご相談もあり、特に受験生の方々からの相談が多かったです。

今年の4月からは、シルガード9という9価のワクチンが公費で接種可能となりました。子宮頸がんは、ワクチン接種によって予防が可能であり、北欧をはじめとするワクチン接種率の高い国では子宮頸がんの発症率が大幅に減少しています。子宮頸がんの原因となるHPVは性交渉によって感染するため、17歳未満で性交渉の経験のないうちに接種することが効果的であり、接種の時期が非常に重要です。

接種は体調が良いときに行います。また当院では、接種時に過度なストレスや不安をかけないよう配慮しております。なお、ワクチン接種と副反応との因果関係は認められておらず、公費での接種が開始されてから(7月上旬までの期間で)全国的にも明らかな副反応の報告はありませんでした。

夏休み中に接種を希望される方は、市川市から郵送された問診表と母子手帳を必ずご持参の上、事前にお電話で予約をお願いいたします。お一人お一人にワクチンを確保し準備しておりますので、予約外や急なキャンセルはお控えいただけますようお願い申し上げます。

生理痛に関するご相談はいつでも受け付けておりますが、特に受験生の方々は早めの来院をお願いいたします。入試直前になってからの生理をずらしたい、生理痛を治したいといったご相談には、調整が間に合わない場合があります。夏休み中にご相談いただくことで、治療法を探り試していくお手伝いをさせていただきたいと思います。

ご母子での来院が多いですが、なるべく患者様ご本人に向き合い、お話をお伺いできればと考えております。お困りごとがあれば遠慮なくお伝えいただきたいです。治療中の病気や服用中の薬がある場合は、問診票に記入していただくようお願いいたします。