月経移動について
- 2025.06.05
月経移動(生理日の移動)は、大事なライフイベント(結婚式、資格試験、スポーツの大会など)に生理が重ならないように、生理の時期をずらす方法です。主にホルモン剤(中等量のピル)を使います。ご自身の都合により月経をずらすため、自費診療になります。
- 生理を早める場合(直前の生理より5日以内にピル内服を開始する必要があります)
直前の生理 ピル開始 → ピル終了 → 生理 → 予定に被らず
ホルモン剤をやめると約2〜5日後に出血(生理)→生理が早まるため、大切なイベントの前に生理をおこすことが出来ます。
- 生理を遅らせる場合(予定日通り順調に生理が来ることを前提としています)
ピル開始 → (予定の生理来ず)→ ピル終了→ 生理
生理が来てほしくない間はピルを内服し続ける必要があります。イベント中も1日1錠の内服をし、イベントが終了したら数日で出血が起きます。
注意点
- 医師の診察が必要です。ご相談のみでも自費での診察代がかかります。
- ピルの副作用が出る場合があります(吐き気・頭痛など)。
- 飲み忘れがあると希望通りに調整できないことがあります。
- 月経不順の方は生理予定日が定まらないため、調整が難しい場合が多いです。余裕をもってご相談にいらっしゃってください。
- 高校受験、大学受験など、試験日が複数になる場合や、普段から月経痛で試験が受けられない程お困りの方は、出来るだけ早めに保険診療での受診をお勧めします。
- 18歳未満の方は保護者の方と一緒にご受診してください。
- 45歳以上の方は黄体ホルモン製剤を使うため遅らせる方が調整しやすくなります。
