開業2年目を終えるにあたってのご挨拶とご報告

  • 2024.03.10

三寒四温の言葉通り寒さと温かさが入り混じる日々ですが、体調など崩されてはいないでしょうか。当院は年末から1月まで、Googleの検索アルゴリズムの不具合でクリニックHPが検索結果に表示されないこともあり、ご迷惑をおかけしました。1月下旬以降は通常通り表示されることになり、たくさんのアクセスをありがとうございます。

4月1日にて開業3年目となります。2年間多くの患者様やご家族、近隣の先生方や商店街の皆様に支えられ、診療することが出来ました。開業当時にご来院され、久しぶりに再度ご受診される方々も増え、その都度温かいお言葉を頂戴し心より御礼申し上げます。開業医の醍醐味だと喜びをかみしめております。

この2年間での気づきとしましては、若い女性の受診がとても多く15歳~40代の受診者様が8割を占めました。乳腺外科・婦人科受診のハードルを下げることが出来ているのならば嬉しい限りです。ご相談事で一番多かったのは婦人科では生理痛、乳腺外科では乳房痛でした。痛みに関するご相談が多かったですが、乳房痛は過去のブログでも書かせていただいた様に異常がないことを確認することが診察の目的となり、痛み自体を無くすことは難しいことが多いです。このあたりを診察時間の中でなかなかうまくお伝えできず、説明が足りない等ご意見を頂戴し日々反省しております。

乳がんの診断に至ってしまった方は診療日3日に1人以上の割合でいらっしゃいました。多くの方がしこりを自覚されて受診してくださっています。一方、受診券などでの定期的なマンモグラフィ検診を当院で受診された方々では、当院での乳がん診断母数と比べると平均して初期のステージでの診断となりました。症状を自覚する前の診断が有効である事が分かります。それでも乳がん検診を受けてくださる人数はまだまだ増えておりません。検診受診券での定期受診はもちろんですが、自覚症状があれば保険診療での検査ができますし、市外の方や受診券の期間対象外の方はレディースドックでの検査が可能です。お誕生月に年に一度の検診にいらっしゃってください。

患者様の増加に伴い、スタッフの増員、待ち時間への対応、WEB問診を導入してまいりました。検診の期限間際には特に予約が取りにくくなり、対応が十分とはいきませんが、柔軟に丁寧に診療に当たっていきたいと思います。まだまだ至らない点も多いかと思いますが、皆様の健康管理にお役立て出来るよう努めてまいりますので、今後ともご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。